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夏の自転車通勤は太陽の熱で朝から道路が熱されていますので、陽に当たっていなくても汗だくになってしまいます。汗でベタベタの状態ではこれから始める仕事に差し支えがありますし、周りに不快感を与えてしまいます。つまり、自転車通勤を行うのであれば、何らかの汗対策を行う必要があるのです。
可能であれば夏はスーツなどでの自転車通勤は行わず、自転車用のウェアを着用して自転車通勤を行うことをおすすめします。自転車用ウェアは汗を吸ってくれすく、乾きやすいので快適に自転車通勤をすることが可能です。
そして会社に着いたらスーツに着替えるのはもちろん、着替えの際は汗拭きシートなどを使用して身だしなみを整えることが大切です。
注意したいのが脱水症状。ヘタすると命にかかわる危険なものです。30分以上の通勤なら、ボトルケージに飲み物を入れておき、こまめに水分補給を行いましょう。
昔は試合や練習の最中に水を飲むことが罪悪視されていました。水を飲むとお腹に水がたまり、体が動かなくなると考えられていたためです。
その後、1970年代の終盤には、スポーツドリンクが普及されるようになったのですが、これも運動中の給水にかかわる弊害を少なくする飲料として使われていたにすぎず、運動中は水分が必要という考えはありませんでした。一方、現在は熱中症を防ぐため、積極的に水分を補給することがスポーツ界の常識となっています。
ひと口に熱中症といっても、スポーツで問題になるのは熱疲労と熱射病。熱疲労は大量に汗をかくことによって引き起こされるもので、脱水症状による脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などの症状が見られます。
熱射病は体温の上昇によって、脳内の中枢機能に異常をきたした状態であり、意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)を起こして死に至ることもあります。
体重の2%に当たる水分が失われると運動に障害が出始め、3%に当たる水分が失われると熱中症の症状が出ると言われています。体重が65kgの人なら、2kg体重が落ちると3%の水分が失われたことになります。
初心者は運動によって体内の脂肪が使われ、その結果として体重が落ちたものと誤解してしまいます。ところが体重が減少する要因の大半は水分が失われたためであり、水を飲むと元に戻ってしまいます。
自転車は常に風を受けていますので、汗が出ても筋肉から発生する熱を奪ってすぐに蒸発してしまいます。そのため汗をかいたと意識することは少ないのですが、実際には汗と呼気というかたちで、水分がどんどん体外に出ていきます。
喉が渇いたというときには、すでに体内の水分量がかなり減っています。喉が渇いてから飲むのではなく、早めに水分を補給しましょう。なお、ボトルは常に持ち運ぶのではなく、通勤路中の自動販売機で購入することを見越しているのであれば、ボトルケージをフレームにつけておけば便利です。
日焼けは皮膚へのダメージだけでなく、汗をかきやすくなり、疲労感を強く感じるようになります。子供のころならそこまで問題視されないのですが、自転車通勤を行う過程であるならば日焼け対策は行うべきです。特に、日差しの強い夏場は十分な対策をとりましょう。
女性は日焼け止めを使い慣れているので特に説明は必要ないのですが、男性の多くは日焼け止めを使い慣れていませんので、適当に選びがちですが、それではよくありません。
日焼け止めの選び方は人によって適したものは変わりますが、1時間ほどの自転車通勤を行うのであれば効果の強いものを使用することをおすすめします。選ぶべきはspf50以上のもので、PAは++++のものです。このレベルであれば1時間ぐらいは十分です。
なお、日焼け止めを塗っていたとしても汗をかいたり服で擦れたりして徐々に落ちていきますので、行きだけでなく帰りも塗ることを忘れないようにしましょう。
日焼け止めも高いものから安いものまで多種多様ですが、おすすめはビオレUVアクアリッチウォータリージェルです。日焼け止め独特のもっさり感がなく、肌につけても違和感がありません。
日焼け止め効果が高いだけでなく、乳液タイプで塗りやすく、石鹸で落としやすいので面倒屋な人でも使いやすいでしょう。また、量も多く価格もそこまで高くないのでコストパフォーマンスも高いです。
サイクルジャージは全般的に汗を吸ってくれやすく、服に含んだ汗は乾燥しやすい素材を使っています。ロードバイク用のウェアは派手なものが多いのですが、クロスバイクで自転車通勤を行うのであれば控えめのものを選ぶという手も。
サイトウインポート サイクルジャージは吸汗速乾素材を使っていて体から出てくる汗を吸うだけでなく、乾きやすい素材を使っているのでクロスバイクで走っているうちにだんだんと乾いていく優れもの。汗による不快感を抑えることができるので快適に自転車通勤ができます。
前部分はジッパーで開閉できますので、暑くなってきたらジッパーを開いて体を冷ますこともできます。なお、このジッパー機能の何が使えるかといいますと、着替えの時。乾きやすい素材を使ってはいますが、夏に激しく動いた後はどうしても衣服が濡れて脱ぎにくいもの。ただ、ジッパーが備わっていれば非常に脱ぎやすいので会社での着替えも非常に楽です。
デザインはシンプルな色使いなので大きく目立つことなく自転車通勤に使いやすいのもポイント。また、背中にはポケットがついていて、鍵や小物などを入れておくことができるので非常に便利。他にも、Tシャツと違って自転車に乗るために特化しているため、自転車で前傾姿勢をとりやすいように背中部分が長くなっているなど細部まで使いやすくなっています。
夏はこのサイクルジャージを2枚備えておけば快適な自転車通勤が可能になります。
下半身は上半身に比べて汗をかきにくくなっていますが、それでも夏は汗をかきますし、スーツのパンツでは暑いので通気性のよい運動に適したウェアを選びましょう。ロードバイクであればレーシングパンツを用いることが多いのですが、クロスバイクの通勤レベルであれば、スポーツに適したウェアで十分です。
太陽がまぶしくて前が見えづらいということは夏にはよくあります。サングラスをしておけば前方の視野性を高めるので夏には特に役に立ちます。また、虫や空気中のゴミなどから目を守る役目もしてくれるのでより快適に自転車通勤をすることが可能です。
なお、サングラスは普通のサングラスではなく、スポーツ用のサングラスをおすすめします。というのも、スポーツ用のサングラスは激しい運動を前提に作られているので、ずれにくく高い視野性を得ることが可能です。
夏は突然雨が降ってくることも多いので、レインウエアをバッグの中に入れておきましょう。おすすめはゴアテックス素材のレインウエア。防水性がある一方で透湿性を持つので、雨を防ぎレインウエア内の湿気を外に出してくれる優れもの。激しい運動をしてもウェアの中が蒸れにくく、快適に走ることができます。
なお、このゴアテックスウエアは自転車通勤以外にも日々のちょっとしたときにも使用できるので、持っておくと様々な場面で便利です。